だから現実と虚構をごっちゃにするなと
先日書いたメディア規制というかオタ・バッシングの件ですが、ヨタとばしのかたっぽは相変わらず絶好調のようで、自分に対して抗議してる連中はみんな刑務所に放り込んで矯正してしまえいったニュアンスのことまで言い出してるようです。
詳細はまとめサイトのいちばん下(1月13日のとこ)見てもらうことにして、と。
あー、うん。
いろんなとこから抗議が来てイライラしてるのはわかる。たぶん。
けどさあ……そういう声に対して、相手が反論できないテレビというメディアで攻撃してうっぷんを晴らすのってなにか違うんじゃない? それこそ人として。
で、もうかたっぽの人については掩護射撃があったようで。
というのは芋弐さんとこ経由(さらに大元はカトゆー家断絶さんとこの戯れ言1月16日)で鼻炎と夫婦仲に悩む さいきゆみ どじ日記2さんとこの1月11日。
あのさあ……キャラクターに人権はあるってどうして思えるのかなあ。
前にも書いた通り、たしかに実在人物そっくりのキャラクターを出してひどい扱いをするのはモラル上の問題、ひいてはモデルとされた人物の人権に関わるだろうけど、それはあくまで「実在の人物」に対する権利であって、キャラクターそのものに対しての話じゃないと思うんだけどなあ。
(日本人が特徴的な描写で叩かれるってのは新聞の風刺漫画ではよくあることだし、その風刺が事実でないのならともかく、それにいちいち怒ってたらその怒ってる方が「余裕ないなあ」とか思われるんじゃないかと)
そして、この人の言ってることに対してはAMIの理事である山口貴士弁護士のblogで反論がなされています。
AMIのサイトにある要望書を読めば、かの人物たちが語って(騙って?)いる規制が実現されるといかに危険なことかがわかるはずですし、キャラクターに人権がある、と主張する事がいかにおかしいことかは要望書の項目5の冒頭を読めばわかるかと思います。「象牙に似ているからといって乳白色のプラスチックを生産する工場を取り締まることが象を保護することになるのか?」というたとえは非常にわかりやすいです。
メディアが犯罪に影響を与える、という論理はデータ上からも通らないことは明らかですし。
ほんとにこどもの人権を守りたいのであれば、日本国内で架空のキャラクターに対する規制を云々する前に現実のこどもに対する虐待をなんとかすべきだし、スマトラの津波被害の陰で暗躍していると言われるこどもの人身売買に対して何らかのアクションを起こすべきでしょう。
まったくもう。
芋弐さんとこと、弁護士山口貴士大いに語るさんとこにトラックバックしときます。
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