【盛大にネタバレる】映画「デスノート」そこそこ良作?
実は私、デスノートという作品をつい最近までまったく見ずにいました。
作品として存在していることは知っていましたが、さほど興味はなく、陽菜がたまに話をするのを「ふ~んそうなんだ~」と聞いていた程度。
で、映画が公開される、ということで陽菜のところにあった原作(7巻まで。その理由は陽菜が「Lたん萌え」だったから、で読んでいる方にはおわかりかと)を読んでみました。
面白!(←リューくん風に)
11巻まで一気に買い込んで続きを読んでいる私がいました。
(ただまあ、これはあくまでケリを見たい、というだけの話で、ストーリーの切れ味としてはニアメロ編は余計な気はしています)
まあそんなわけで期待していたデスノート。
いつも参考にしている「超映画批評」の評価がもひとつ芳しくないのでちょっと見に行くのをためらい、見学商売さんとこで好評だったので「とにかく自分の目で確かめよう」ってことで昨夜行ってまいりました。
今回見に行ったのは蘇我のフェスティバルウォーク内にある「XYZ CINEMA」。今回初めて行ったんですが、シートもなかなか座りごこちよかったし、チケット発券時に座席表を見ながら空席を指定できるのがなかなか親切でいいとこだと思いましたよ?
今までワーナーマイカル市川妙典ばっかりだったんですが、これからはここも候補としていいかも。
(これでマイカルのようにオンライン予約できれば言う事なしなんですが)
まあそれはサテオキ。
思ったこと、気づいたことを箇条書きであげておきます。
・月は悪くはないんですが、やはり月というにはちょっと印象が丸いというか幼いというか、冷徹なイメージがちょっと足りないのが残念かなという印象。
・Lたん(←陽菜の強い要望により「たん」づけ)はカンペキ! これぞ正にL! 実にLらしいLでした。ラストの現れ方もパンチが効いてていい感じ。パンダラヴァさんも書かれている通り、あれは絶対気づいてますね。てーか私は絶対あの袋から液晶テレビ出てくると思ったよ!
・中村獅堂のリュークはいい線行ってるんですが、やはりもひとつハジけ具合が足りない感じ。もっと茶化したというかふざけた感じが欲しいなあと思う次第。個人的には是非千葉繁氏にやってもらいたかった。脇役もなかなか見事で、松田はほんとに松田ぽかった(笑)
・バスに乗ってレイの名前を知るシーン、あのバスが走ってたのって検見川浜から海浜幕張に向かう京葉線の高架脇の道路かな? このへんからこのへんあたりを走ったかな、という感じ。実際に走ると1~2分くらいしかないです。乗ってたバスがミサミサのラッピングだったのには笑った。
・そのミサミサ、ヤボオさんの言う通り確かに声はもっと高い方がいいと思います。ビジュアルイメージはぴったりなんだけどねえ。テレビに出演してる時にリュークが注目してたんで、てっきり既にレムが憑いてるのかと思いましたがそうではなかったようで。まあこの展開でミサミサ出そうと思うとノートを手に入れる前を描写せざるを得ないよね。
・月の彼女……詩織でしたっけ。もっと出番があるかと思ってましたがああもあっさり退場するとはね。
・夜神家の監視をLと夜神父だけでやる、とか言いながら他の捜査陣連中、あんたら見てるじゃん!(笑)
・FBI捜査官・レイが他のメンバーの名前を書かされるシーン。あれってさあ、レイはデスノートに触ってないよねえ? なのになぜリュークの姿が見える? なんかビジュアル優先で設定をちょっと曲げてるような感じがして今ひとつでした。他の点(月がレイをどうやって見つけたかという点~映画は展開がオリジナルですが、原作ではどうやって見つけたのかという説明が足りない~と、電車内という環境でどうやってパソコンに情報を持ってくるのかという点についてきちんと説明しているというところ)についてはうまくやってるのになあ、という感じ。
・そのレイさん。あんた仕事(捜査)しに来たのか結婚式の準備しに来たのかどっちよ? ずっと日本にいて日本を拠点にして仕事してるってんならわからんでもないけど、だとしたらホテル住まいしてる理由がつかないし。
・まあ原作を2時間+2時間の前後編にまとめる以上しょうがないんだろうけど、全体的にキャラの掘り下げが浅いというか、「そこで月ならそうは動かんだろう!」と言いたくなるようなシーンが散見される。たとえばナオミとの最初の対決。偽名云々言われて立ち止まっちゃうようなキャラじゃないと思うんだけどね。そこは平然と無視して立ち去るか、「だから何?」みたいにさらりと流してこそ月のような気がする。
・超映画批評でも書かれてましたが、あのペンを取る必然性はありませんわね。何故に? と思えてしまう。
とまあいろいろ書いてみましたが、「超映画批評」で言われるほどダメダメでもなく、かといって諸手を挙げて絶賛できるほどの名作でもなく、そこそこ普通に面白かった、という印象でした。点数つけるなら65点から70点くらい。確かに後編は気になりますが、もう見たくて見たくてたまんないよー! とまではいかなかったかなあと。
見学商売(ヤボオさん)とこと、パンダラヴァさんとこにトラックバックをば。
| 固定リンク
« 病院送り2 | トップページ | 新しい4年が来た。 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんにちはですー
確かに電車内でのネット接続、気になります。
つくばエクスプレスのように無線LANのサービスがあるのかも。
あのコンソメパンチがなかったら、映画の評価もLの存在感もだいぶ落ちてたかもしれないですねえ。
投稿: ヤボオ | 2006.06.25 15:26
映画の中では無線LANスポットあり、みたいな看板が映るカットがあって説明されてましたね。
ロケに使われてたらしい福岡の地下鉄ではそういうサービスがあるのかと思ってサイトを見に行きましたが、実際にはそうではないらしく。
コンソメはほんと素晴らしかったと思います。
後編に期待する気持ちがそこでぐっと上がりましたから。
投稿: ほしよ | 2006.06.30 14:59