ウィキッド:私らには合わなかった
さて、劇団四季今年の注目株ってことで見に行って来ましたウィキッド。
このあと友人の引っ越し手伝いに行くこともあって車で出かけました。
四季のサイトには「汐留タワー駐車場だとチケット提示で1日1500円」とか書かれてるんですが、地下車路から件の駐車場に向かってみると入口には「関係者以外進入禁止」だの「契約者専用」だのの文字が踊っていて、ほんとにはいっていいの? 状態。
結局駐車場に電話して入れることを確認して入場。あれまぎらわしいというか入ろうとする人を不安に陥れるからなんか表記考えた方がいいと思うんだけどね……。
昼食はカレッタ46Fの「響」に行って来ました。
まあお値段はそれなりに持って行かれますが、お味も窓際の席からの眺めも最高でありました。
築地の市場あたりからレインボーブリッジあたりまでがどーんと見渡せるロケーションで、これ夜景だとすごくきれいだろうなあ……と。
で、本編。
席が1階のやや後ろめだったので、舞台上方に設置されているドラゴンが全然見えませんでした。
初見は1階席前方か2階席がおすすめになりそうです。
そして、本編の内容ですが……正直、非常にもやもやしたものが残りました。
確かに音楽(というか歌)は素晴らしいし、演出も見事。キャストも四季がかなり力を入れていることがよくわかるキャスティングという感じ。
だけどなあ……なんつうかこうグリンダは見てていらいらするし、マダム・モリブルやオズはそのワルっぷりがむかつくし、グリンダに近づきたいがためだけにネッサにつき従い、その必要がなくなった途端にネッサの元を離れようとするボックの薄情さに怒りを感じ、その他エルファバに助けられたはずなのに誤解してエルファバを憎む面々……なにこれ。
終演後のカーテンコールでもスタンディングオベーションを行う気が起きませんでした。
確かにキャストの演技はよかったけど、ストーリーに納得行かなかったので。
なんつーか。
「見学商売」のヤボオさんの言葉を借りると、私は見事に「混乱」してたんだと思います。そしてその混乱が不快感になって現れてしまったのかなあ、というあとづけの印象。
まあ要するに
「私らはあまり考えずに見られる楽しいものが好きなのであって、ウィキッドはその点合わなかった」
ということかな。
たぶんリピートはないなあ……サプライズ・キャストでも来ない限り。
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コメント
お、ご覧になりましたか!
確かにこの作品、独特の後味の悪さが残ります。そのウィキッドな味わいを料理するにはまだ四季の腕が未熟ってことなのかもしれません。次にエントリ上げるときにはそのへん書きたいと考えてます(実はもう2回観てる)。
演じる人によっても印象ころっと変わるかもですね。サプライズキャスト私も希望ですー
投稿: ヤボオ | 2007.07.01 00:31
はい、期待して見に行ったのですが本文の通りでして……。
この後味がコーヒーの苦みなのか、えぐみなのか……もう一回くらい見ないとわかんないのかなぁ、とは思いますが。
投稿: ほしよ | 2007.07.03 14:14